花水月*soap&candles


石けんとろうそく屋の
とるにたらない日々こと。

先日、
もう先月のこと、
離れて暮らす祖母が亡くなりました。

横浜の素敵な家に住んでいた祖母が、
生まれた山口のお里に住処を移すと言いだしたのは昨年の夏頃、
その後あれよあれよと言う間に山口県の周防大島、わたしが小学生の頃までは毎夏通った親しみの深い島の、古いお家に引っ越した92歳の祖母。
年明けには母とともに所縁の地を回る旅行に行き、美味しいもんをたくさん食べ、たくさん歩き、おばあちゃんはほんまに元気だわー。と感心していたそのすぐ後、
祖母の癌がわかったのは2月の末、そして夏までもたないと言われました。

治療もしない、もちろん手術もしない、生まれたお家で最期の時を過ごすと決めた祖母、
それからというもの、娘たち従兄弟たち、祖母を慕う友人や友人の子どもや孫、もちろん親戚縁者、60名を超えるたくさんの人が瀬戸内海のちいさな島の祖母の元を訪れたそうです。



わたしも仕事のお休みに、北海道に住む姉と合わせて、ほんの短い時間、お見舞いとお別れの時間を過ごしてきました。

わたしは家族思いでもないし、血縁ということに重きも置いてなく、おばあちゃんっ子でもなければ、度々訪れることも、祖母孝行なんてしたこともなく…。


だけれど、そんな孫のわたしの訪問にも祖母はいつも通り暖かく、わたしの旅の話しを楽しんで聞いてくれて、とにかくともちゃんが楽しかったらいいのよと、それだけを伝えてくれた。


そし別れ際に、それは最期の別れ際で、
そしてそのことを、
これが最後のお別れだろうことを、わたしも、おばあちゃんも知っている。

そんな別れ際に、祖母はハグをしてくれました。
この頃はいつもお別れにはこうすることにしているのよと言いながら、

『ともちゃんの幸せを祈っていますからね。』

と、それだけ伝えてくれました。
帰り道、なんとも言えなく涙がとまらなかった。


子どもを産まなければわからないよーと言われる無条件の、無償の、あったかいでっかい愛、わたしには一生わからないと思っていた愛。
そういう愛があるんだなと初めて、感じた。
そんなあったかい、あったかいハグ。
そしてそれはやはり最期のお別れとなりました。
関わった沢山の人に、お別れの時間と言葉、
覚悟の時間をくれた祖母。



しあわせってなんだろう。
結婚してること?
こどもが、家族がいること?
好きな仕事をしてること?
お金に困らないこと?
健康であること?
自分のことを好きだと思えること?
無私無欲なこと?
悪を見て嫌悪せず、善を見て愛慕せず、平穏で安穏なこころ?
わたしのしあわせってなんだろう。


そうして、わたしは41歳になりました。
人生の時間が、
もちろんそれは誰にもわからないのだけれど、例えば80歳としたら、はんぶん。
はんぶん終わって、あとはんぶん。

だけどはんぶんの間に、
東京に住み、イギリスに住み、また東京に住み。
実家に帰ってみたと思いきや、
宮古島の、そのまたちいさな伊良部島に住んでみたり、
全国各地津々浦々、行商の旅に出たり、
あの震災があって、
そして100組近くの母子とひわさの家で暮らしたなあ。
あの3年はぐるぐるざわざわする3年だった。
久しぶりの仕事をはじめ、大型免許をとり、オンボロトラックに乗ってあっちこっち走り回っていると思いきや、
自宅でちいさい人たちを預かり子どもたちの育ちを楽しんで見守ったり。
その間にいろんな国を訪れて、
歩いてしゃべって、風と匂いと味を感じてきた。
テレビので観れるいろんな国の暮らしから想像はできる。
でもあの空気や風、味、気配、触れ合うことからしか得られないものもあるんだ。

そうやって仕事も暮らしも住む場所も、
沢山の沢山の経験をさせてもらって、
えっと?これは今世のことなのか?はたまた前世のことだったのか?と思うくらい。。
もうほんと、よくわからない。。笑
出会いも別れも、いったいどれだけの暮らしに触れて感じて関わって、人生はんぶん生きてきたのだろう。

それだけで本当にありがたいはんぶん◯


そしてわたしがはんぶんの間に得たものは、
自由なこころ。
40歳になって、
二種免許を取ってバスの運転手さんになりました。
そしてバスの運転手さん仲間に居場所をもらって、
今度はバイクの免許も取りました。


40歳にしてはじめた新しい仕事で、
また新しい出会いがあって、
今までひとり旅ばっかりしていたわたしが、職場の同僚と旅に出るということをしてみたり、
それはそれは楽しかった◯
そしてこれから先の予定もたくさん。


おじいちゃんおばあちゃんから繋いでもらったちいちゃいちいちゃい命は、
沢山の人に出会って、
沢山の人から学んで、
経験から感じて理解して、
ゆっくりゆっくりゆっくりだけれど、
はんぶん。
そしてこれから、
わくわくうきうきすることに素直に、
ますます自由にしあわせを受け入れていこうと思うよ。


ありがとう。
今まで出会ってくれたたくさんの人たちに。
わたしに考える時間と、悩みや葛藤を経験させてくれた人たちに。
そしてだけど、こんなわたしと付き合ってくれる人たちに。

ありがとう大好きラブ♡
グローバルな視野を得たつもりになりながら、
しかしthe ド・ローカルなバスの車内に一喜一憂している41歳のわたしをこれからもよろしく♡

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先日のこと、
4年間わたしのアイデンティティのひとつともいえた、
おおきなおもいを、
手放すことになった。

長いような、
短いような、
そんな4年だったけど、
それでもわたしのうちに起こった変化は数知れず、
たくさんのたくさんの思いを、
本当にたくさんの気持ちを味わった。

いつもの、もうやーーめた!ではなく、
向き合って、関わって、味わって、
もうほんとうに。
大好きな友人たちから賛否両論いろんなアドバイスをもらいながらも、
だけど自分の気持ちを優先して向き合い、
だけど向き合った結果、
惨敗した。
本当はもっともっとと思うけれど、
それが患いごとや執着になっていっているということ、
もううきうきわくわくどきどきするようなことではなくなっていること、
かしこいわたしは気づいていながら無視していたこと、
そうして自分でちゃんと決めたことだから、
だからよかったと思う。

そして、残ったのは、
でもやっぱりありがとうという気持ち、
だから、よかったと思う。
ありがとう。
でも、4年って、やっぱり短いようで長くて、
まだすこし、うずうずするのですが、
うずうずも味わい尽くして、
そして人生の旅は続く。

ああだけど、
ほんとうはそんな簡単なことでなくて、
言葉になんか出来ないことなんだ。


そんな、人生の見極めを行なったすこし前の週末、
週明けはわたしが仕事場で見極められることにー。
見極めたり、
見極められたり、
ほんと日々ドラマチック。
ありがたいことに、
新しい仕事がわたしを受け入れてくれて、
そして気持ちを凛としてくれ、
というか、
うずうずと、泣いてなんかいられないー。
毎日仕事に必死です。
ありがとう。
ありがたい。


そんなドラマチックな日々のなか、
今年も年末のいつものじかんがやってきました。


この年末もとよとみ珈琲さんで、展示会を開かせていただきます。

12月22日から26日
11時から17時ころ
とよとみ珈琲さんにて


ありがたいことに、
2010年にはじめた てしごとの旅からもう7年目のとよとみ珈琲さんでの展示会、
毎年年末のほっこり優しい時間になっています。
マスターにもアッコ姉さんにもスタッフのみなさまにも本当にいつもよくしていただいてありがたい限り。


今年はわたくし、ついにちゃんと仕事に就いたため、どうなることかと思いましたが、
わたしの思いを大好きな作家さん そら家のようこちゃんが引き継いでくれて、
展示会に向けて大変な雑務を全て引き受けてくれました。
ありがとうようこちゃんほんとに大好きラブ♡
ようこちゃんの作る洋服はいつもの肌触りがよく肌馴染みもよく、身体に寄り添ってくれます。
この冬の新しい色も楽しみだなー。

そして、
にじのたねさん
ボタニカルなサンキャッチャーとアクセサリー。
来春には県南に引っ越しちゃうあかねちゃんの新しい作品が楽しみ。

手しごと屋 へそのをさんの刺し子の手提げは仕事にもいつも手元にあります。
今年はエプロンもほしいなー。
いろんな染めの可愛い刺し子布ものすてきですよー。


そして、今年は大好きなお花作家さん corsage 濱さんも参加してくれますー♡
ほんとうれしー♡
濱さんのスワッグはほんと素敵!
ぜひみにいらしてくださいーー♡
濱さーん写真お借りしました◯笑


そして、さらに新しいゲストにさだくんー。
インドにいって石を見極めて、
石とさだくんのエネルギーのつまったマクラメ編みネックレス、
新しい年に向けて、お守りにいかがですか?


わたしはというと、
もう全く作ることに向かうじかんがないくらい新しい仕事に向き合っていましたので、ほんの少し、
賑やかしと、ただあの空間にいたいから参加したいんだという気持ちでの参加です。
新しい作品はないのだけど、
ふゆのあかりになれたらいいなと思っています。


ともあれ、
毎年の大好きな時間。
そのじかんがもはやふゆのおくりもの。
ぜひおくりものを受けとりに遊びにいらしてくださいね。

わたしの在廊時間は23日の土曜日と、
あとは仕事の合間の休み時間に突発的に訪れる予定です。


各作家さんの在廊時間や、展示会詳細はこちら◯

みなさまあたたかいクリスマス、あたたかいふゆをお迎えくださいねー♡

4月の終わりに仕事を辞めてから長い長い夏休みでした。


インドから帰って、
ろうそくのことをして、

子どもたちとあっちやこっちにキャンプに行ったり、

それから、西条の山に住む若い友人のお産のお手伝いにしばらくお山に滞在していたり、

お産のことはまたゆっくり書きたいな…


阿波踊りを目一杯楽しんだ後は、


北海道の姉の家で甥っ子達とのんびり過ごしたり、


プチひとり旅に出たり、





まあとにかくほんとに、
行けるだけいけるとこに行き、
遊べるだけ遊んで、
ほんとにのんびり楽しく過ごさせていただきました。
楽しかったなー。

この夏休みに出会えた人、
経験、感じたこと、
いろんな気持ちがありがたい。
本当に本当にしあわけな時間でしたありがとう◯



そして、
長い長い夏休みののち、
ようやく、
よし!働くぞ!
と、思ったものの、
もう、どうしたもんか、
迷い、悩み、歪み、揺れ、ブレ……
出来ること、出来ないこと、
やりたいこと、やりたくないこと。
ぐるぐるぐるぐる、思いがめぐり、
何件か面接にも行ってみたり…

ありがとう。
だけど、結局予定通り。
やっぱりやりたいことをやってみたい。
もう、またいちからのスタートだけど頑張ろうと思います。




そして、
久しぶりに石けんのことをはじめています。
しばらく作れなかったんだけど、
花水月の石けんが好きなんだと、待ってくれている人がいる。
そしてわたしもやっぱりわたしの石けんが好き。


毎月2〜3種類の石けんしか作れませんが、ゆっくり続けていこうと思っています。

今月の石けんは
花水月おなじみの麻炭と
トリファラというインドのハーブ
後インドで買ったサンダルウッドの粉を使った石けんもあります。

たくさんは作っていないのでお譲りできる数に限りがあります。
毎月2種類の石けんをお届けする定期便もはじめました。

ご希望の方はご連絡くださいね。
hanamidukisoap@gmail.com










ボンボニエールさんでのワークショップ◯
いらしていただいた皆様ありがとうございました。

ボンボニエールさんのワークショップでは飛び入り参加大歓迎、好きなキャンドル作ってね。
いつでも好きな時間に来て過ごしていただく自由なスタイルでさせていただきました◯

たくさん用意したモザイクパネルから好きな色や模様を選んでいただきました。
たくさんあるからな、
うんうん 迷うよねー。
たくさん迷って好きな組合せをのんびりみつけていただきました。

色と模様と長さとを組み合わせる。
迷うよねー◯

もうすぐ3歳のカラフル♡

模様もいろいろ◯

意外と色がたくさんだとかわいい♡

選んだ色々の組合せを、
こちらで完成させていただく簡単なワークショップ◯

ありがたいことに、たくさんの方に参加していただいてすごく楽しい時間となりました。

ご参加いただいた皆様にありがとうございました◯

そしてボンボニエールさん♪
クレープランチ美味しかったー♪
ハムとかチーズとかのおかずクレープもありますよ◯

ワークショップの様子をすごく詳しくステキにブログにしてくれています♪
えみちゃんジョニーほんとうにほんとにありがとう♡


ちいさなこどもさんも参加してくれた今回のワークショップ◯
色を選ぶだけなんやけど、
だからこそ2歳には2歳のカラフル◯
思いがけない色合いにこちらもわくわくきゅんきゅんでした♡

お兄ちゃん達も♡

ひたすら組み立て続けた1日でしたが、
ほんとに楽しかったです。
ご参加いただいた皆様ほんとにありがとうございました◯

またどこかでやりたいなー♪
と思っているところにステキなイベントをみかけて参加させていただくことになりました◯


7月2日 日曜日
脇町のステキな結婚式場でのイベントです。
誰でもご参加いただけますのでお時間のある方はぜひ◯
おって詳細ご連絡いたします。

はじめてのワークショップ◯
とっても楽しく過ごせました。
ほんとにほんとにありがとうございます◯

またお会いできるのを楽しみにしています♪










新作のこのキャンドル。
新作ですが、
このキャンドルをみんなで作る会を開こうと思います。

と、いってもこのキャンドルなかなか手が込んでいて、
最初から作ると、
溶かして色をつけたろうそくを平たくして型を抜くところからはじめます。
こういうのをたくさん作ります。

そしてこういうことをしながらまた平たいパネルを作ります。

そしてモザイクパネルをどんどん作ります。


今回のキャンドル作りは
このたくさん作ったモザイクパネルから好きなパネルを選んでもらい、
好きなように組み合わせて仕上げていただく簡単なキャンドル作りです。

色も模様も組み合わせ自由◯

わたしの好きな色のキャンドルが、

みんなの好きな色ではない。

ものつくりをしていると毎回新しい発見があります。

だけどわたしの作るろうそくはわたしの好きな色で作ってもいい。

だからワークショップでは、みなさまの好きな色の好きな組み合わせで自分だけのキャンドルを作っていただけたらいいなと思います。

自分用にも、贈り物にも、

自分で選んで作ったキャンドルは特別にかわいいキャンドルになりますよ◯



今週の作る会は
川内の花水月の自宅で行います◯

6月15日木曜日


午前の部 10時半から12時くらい

午後の部 13時半から15時くらい


各部とも予約制となります。

お子様連れ可能です。年齢と人数を事前にお知らせくださいね。


費用  3,000円

上の写真の正方形と長方形のキャンドルをひとつずつ作ってお持ち帰りいただきます。


場所はご予約いただいたら詳しい場所をご連絡しますね。


ご予約、お問い合わせは

花水月 向井まで

090-8692-5330

hanamidukisoap@gmail.com


もしくはfacebookイベントページ





そして来週の作る会は
上板のクレープ屋さんボンボニエールさんで開催です。


6月21日水曜日

6月21日は夏至。

夏至の日は一年の中で最も昼の時間が長くなります。

そんな夏至の日だけ、電気を消してろうそくだけでのんびり過ごしてみませんか?

そしてそのろうそくを自分で作ってみませんか?


ボンボニエールさんでのワークショップではろうそくの販売も行います◯

販売だけも可能なのでご興味のある方はぜひお立ち寄りくださいね。



午前の部 11時から12時半くらい

午後の部 13時半から17時くらいまで

*午後の部はお好きなお時間でご予約ください。制作にかかる時間は1時間半くらいです。


各部とも予約制となります。

お子様連れ可能です。年齢と人数を事前にお知らせくださいね。


費用  2500円 *別途ワークショップ後ボンボニエールさんでワンオーダーをお願いします。お持ち帰りも可能です。

正方形と長方形のキャンドルをひとつずつ作ってお持ち帰りいただきます。

イメージはイベントページのディスカッション欄に写真を載せています◯


場所は

ボンボニエール

088-694-2228

徳島県板野郡上板町七條中井手29-1 

https://tabelog.com/tokushima/A3603/A360301/36004295/



こちらもご予約、お問い合わせは

花水月 向井 まで。

090-8692-5330

hanamidukisoap@gmail.com

もしくはこちらfacebookイベントページへ◯


実はキャンドルを作りはじめてちゃんとしたワークショップをするのははじめて!
どきどきですが、わくわくでもあり、
楽しい時間になったらいいなと思っています◯

こちらも気楽にお待ちしておりますので、お気軽にいらしていただけたらと思います。
素敵なキャンドルが出来ますように。


花水月soap&candles

仕事を辞めてインドに行って、
それから、
それから、
今まで、働いているとなかなか出来なかったこと、やりたかったことに向かっています。

いちばんは季節のあれこれを使った手のかかる料理。
例えば山椒の実を枝から丁寧にはなし灰汁抜きしてちりめん山椒にすること。

そんな誰でもできる当たり前のことが、なかなか出来なかったなーと思う。
毎年毎年やりたいなーと思いながら、休みは寝て終わったり、
なかなか会いにいけなかった友達に会いに行ったりで、
丁寧に季節仕事とか、
いちばんやりたかった紫陽花の押し花を作るとか、
あっという間に旬が過ぎてしまっていた。

朝7時に出勤して、
あっちこっち走り続けて帰るのは21時。
そんなこと全然大丈夫だと思っていたし、
とにかく大好きな仕事だったんだなーと思う。
それはそれは恋に似ている。
大好きな仕事と、
気心知れた職場の人と、
乗りたい車と、
あっちこっち行きたいという欲望。
それを満たすために、
やりたいことを犠牲にしても、
辞めたいと思う瞬間はなかったんだな。
会いたい人に毎日会いたいんだ。
そうやって続いてきた暮らしを本当に愛おしく思っている。


ひとつの恋を手放して、
自分の暮らしにようやく向き合えるようになったら、
山椒のとか、
ふきとか、
破竹とか、
ものすごく地味だけど、
やりたかった季節の仕事に向き合えるようになった。
そうして今度は暮らしに恋をして行くんだと思う。
大好きな友達に会える時間と。



友達が何かの投稿に上機嫌と中機嫌と不機嫌のことを書いていた、
走り読みやけど中機嫌は人によって自分の機嫌が変わる人、
上機嫌は自分で自分を楽しくできる人みたいな内容だった。
わたし、全く常々上機嫌な人やな。笑

自分の機嫌は自分でとれる。
だいたいはほんとうにいつも楽しくやっている。

人に怒ったり、
まったくもうー!ってオラオラ思ったり、
なんじゃほりゃーと思ったり、
もしくは、え、なんでそんなん悲しいすぎるやん。。って人のことにしーーんとなることもある。

もちろん、
相手との関係で、
すごく悲しくなることもある。
こうしたらもっとよかったかなとも、思いやりが足りんかったかなとも、
嫌われたくないけん頑張ったけど、
伝えれんかったな。伝わらんかったな。とか。

でも。
相手のこころは相手のこころで、
わたしのこころはわたしのこころなのだ。
思い悩んでも仕方ないんだよな。


とにかく、だから、
日々の幸せに向かおう。
そういうのに、
季節の仕事はほんとうに楽しいことだな。
そして友達との時間は。

と、ここ数日友人宅にわたりあるき、
そういう幸せに浸れた時間でした。
ありがとう。
そして愛おしい人たちがどんどん増えて行くことがまた幸せだよ。
そんな6月8日。






週末の出店です♪ 


明日、土曜日はこちら
暮らしの祝祭vol2

出店内容、ワークショップの詳細は
場所は川内。
川内中学校の手前、キングスロードの隣です。
懐かしい場所だなー♪

出店もいろいろ。
楽しい1日になりそうです♪


花水月もろうそくを少し。
そして数日しか時間がなかったのに思いついて作った新作ろうそくもあります。
夏だからカラフルなのがいいね◯

そして、先日お知らせしたインドから持って帰って来た雑貨も少し。
古い真鍮の入れ物。
味がある古さですが中はまだきれいなのであれこれ入れれそうですね。

アンティークの琺瑯。
琺瑯のものたくさん持って帰りたかったのですがかさばるのでほんの少しです。
お気に入りがあればぜひ手にとってみてくださいね。

インドといえば♪のステンレス製品も少しあります。

全て一点ものになります◯
気になる方はお早めにどうぞ♪



そして、
日曜日は種まき祭り◯
鳴門の東林院さんです。


東林院さんはにこにこ市をはじめた場所。
わたしたちの大切なルーツの場所です。
ここの大きな木の下で久しぶりの出店が楽しみ◯

ろうそくと、
インドの雑貨と、
そしてこちらではワークショップをしようと思っています。
ちいさなろうそくを作る会です。
紙コップ程度のちいさなろうそくを、好きな色で作れます◯
色はいろいろご用意しています。
ワンコインワークショップ。
お子さまでも作れますので気になる方はぜひぜひ◯

ではでは、
お天気も良さそうな週末。
みなさまにお会いできるのを楽しみにしています♪










大好きな高山なおみさんの読書記に紹介されていた、
吉田篤弘さんの『それからはスープのことだけを考えて暮らした』
この本がこのインド旅のおともでした。
することのないパンチャカルマ中に何回も読んだ。
そして食の限られたパンチャカルマ中ににスープの香りを思い出して何度となくお腹がなった。

スープは食事のおとものようであって、
でもそれだけで主役になれる。
食事の最初に食べるスープがあったかくてときめくような美味しさだと、
その後のどんなごはんも美味しく感じるし、
食欲の少ない時はそれだけでメインディッシュにもなる。
ひわさの家でもメインがけんちん汁豚汁ミネストローネとスープの日も多かったなー。けど子どもたちは喜んでお代わりしてくれた。大鍋にたっぷりの滋味深いスープ◯

わたしは食欲にムラがすごくあって、
食べれない日も時々ある。
だけどそれこそ冷蔵庫にあった野菜と、ちょっといい塩、レンズ豆か押し麦、または蝶々のペンネをちょっと入れて休みの日の朝ごはんスープを作ると食欲が戻ったりする。
だからスープ作りは欠かせない。

パンチャカルマの施設でも
毎夕温かいスープが出されて、
化学調味料のもちろんない、
野菜だけの薄味の優しい風味のスープなんだけどこれがほんとうになんとも美味しくて、
食事は減らしてもらいながらだけどスープをお代わりする日が幾度かあった。

なにが、いったい、この中に溶け込まれているんだろう。
たくさんの野菜と、時にトマトそしてミルク、そしてクリアなスープを、ベースは違えどスパイスや野菜の種類、香草の種類で毎日味が変わって日々飽きずにいただけるスープ。
スープが、ギーで具合の悪い日も気持ちも身体も温めてくれた。
スープは暮らしを豊かにする。
そしてわたしもスープのことを考えて暮らした3週間だった。

味噌汁、ミネストローネ、クラムチャウダー、世界中にいろんな風味のいろんなスープがある。
世界各地どんなテーブルでもスープは日々を温めてくれる。

出汁と塩加減とスパイスと具材と、
火加減とタイミングと、
考え出したらなんて奥の深い!
そう考えたらわくわくしてスープ!スープ!わたしのスープを作りたい!
うん。スープの達人になろう!
となぜかインドのはしっこで心に決めたり。笑


あったかくなるスープを作りたい。
スープのようになりたい。
と、帰りの飛行機のなかでまた考える、
スープにはじまり、
スープに終わる旅でした。。インドなのになんで?笑



スープのように、
じわじわと、
過程を楽しみ、
全てを溶け込み、
味わいぶかく、
コクがあるけど、あっさりと、
ときにスパイスもきかせて、
ときに感動を覚えるような、
だけど、忘れてくれていい。
だけどまた、ふと思い出されるような、
そんなふうに生きていきたい。




名なしのスープのつくり方

◯期待をしないこと。
◯どんなスープが出来上がるかは鍋しか知らない。
◯鍋は偉い。尊敬の念を込めて磨く。が、期待はほどほどに。
◯磨いた鍋は空のまましばらく置く。すぐにつくり始めない。我慢をする。
◯空の鍋に何か転がり込んでこないものかと、ほどほどの期待をする。
◯しかしすべては鍋に任せる。すべて、鍋が作ってくれる。
◯冷蔵庫を覗き、たまたまそのときあったものを鍋に放り込む。
◯何でもいいが、好物のじゃがいもは入れておきたい。
◯もちろん、じゃがいもでなくてもいい。これは外せないというものを何かひとつ。
◯鍋に水を入れ、火をつけると、そのうち湯気がたつ。湯気もまた尊い。
◯換気を忘れないこと。窓をあけて、ついでに外の様子を見る。
◯晴れていようが、曇っていようが、雨だろうが、スープはどんな空にも合う。
◯それも偉い。
◯やがて、じゃがいもがくずれてとける。
◯じゃがいも以外の諸君も、そのうちにとけ始める。
◯とけて、我彼の区別がつかなくなったら、それで完成。
◯本当は完成などないが、まぁ、いいや。
◯熱いうちに食す。
◯そして、冷めないうちに近所の誰それに。
◯あるいは、思い出される人たちに。面倒なら思い出すだけでいい。
◯これをスープの冷めない距離という。
◯この距離を保つのが、なかなか難しい。
◯その訓練のためにスープをつくるーというのはタテマエ。
◯ここに書いたことをすべて忘れ、ただひとこと念じればいい。
◯とにかく、おいしい!

                          ーそれからはスープのことばかり考えて暮らした  吉田篤弘ー

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